仁科三湖産

信州の仁科三湖まで出向いたのはサワガニを探すため。

琵琶湖でサワガニを探すうちに、他地域にある琵琶湖と同じ断層由来の構造湖にもサワガニがいるのかどうかが気になっていた。

そこで、去年は余呉湖と諏訪湖猪苗代湖を見て回ったが、どこもサワガニを見つけることができなかった。

それ以外で、ある程度以上の大きさを持つ構造湖として残ったのが仁科三湖の青木湖と木崎湖だった。

まだ琵琶湖にも未調査の場所はあるのだが、“アラ還”となった今、体力のあるうちに遠征を優先しようと思っているので、今回も迷わず信州に出向いた。

今回は天候が悪かったにもかかわらず、仁科三湖の水の綺麗さは十分に感じることができた。

さらに昆虫類、貝類、水草類が豊富で、生き物の豊かさも十分実感できた。

特筆すべきは、このキベリマメゲンゴロウの濃さ。(写真左)

小さな石をひっくり返しても十数匹が飛び出してくる。

これは福島県猪苗代湖も同じだった。

あと貝類も多くて、カワニナ類やタニシ類にくわえて、二枚貝も個体数がとても多い。(写真中)

肝心のサワガニだが、地元の漁師さんに出会ったので聞いてみたところ、「周囲の山にはいるが、湖内にはいない」とキッパリ言われてしまった。

「はい、そうですか」と諦めるわけにもいかず、湖岸でひたすら石をめくっていると、いた。(写真右)

たった1ヶ所だけだったがいた。

ごく限られた特定の範囲内に4個体を確認することができた。

その特定の範囲を全て探したかったのだが、真ん中あたりにヘラ釣り師がヘラ台を立てて、土砂降りの中パラソルをさして頑張っていたので、それ以上近寄れなかった。

個人的には琵琶湖以外の湖ではじめての発見となり、冷たい土砂降りの中を自転車で走り回った苦労が報われた。

今回釣り人がいて探せなかった範囲の捜索と、周辺の山のサンプルを集めるため、もう一度行かなくては。

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